印刷会社のホームページ制作について
印刷会社は昔ながらの付き合いで案件を受注していることも多いですが、これからの時代は自らが自社に関する情報を発信し、新たな案件を受注できるように積極的にアピールすることが求められます。電子書籍の普及をはじめとした出版不況も重なり、印刷業界にとっても苦しい時期になっていますが、そんなときこそ自社のホームページを制作して仕事を得る姿勢が大切です。
まず、ホームページ制作において必ず掲載したいことは、自社の事業内容や会社概要はもちろん、どのような仕事が出来るかという点です。一口に印刷と言っても、パッケージやチラシ、カタログやポストカード、パンフレットやポスターなどその対象は様々です。自社のホームページを見た人が依頼したいことを引き受けてもらえるのかを分かりやすく示しておくことが必要です。また、その際は概算での料金も提示し、お客様が目安を付けやすくしておくことも求められます。
また、近年は取引相手が企業に限定されなくなっています。個人が印刷物を制作したいと考えていることも多く、そういった需要にも応えられるホームページ制作をしなければなりません。個人は専門知識を持っているわけではないため、例えば表面加工に複数の種類があることも知らない場合があります。そんな依頼者のために、自社のホームページにpp加工、ラミネート加工やプレスコート加工、エンボス加工といった表面加工の種類と概略を説明をするページを設けておくと仕事を依頼してもらえる可能性が高まります。完成品がどういったものになるのかを想像しやすいように、それぞれの加工方法が多く用いられる媒体を例として挙げておくこともおすすめです。
また、仕事を依頼しやすいように見積もり用フォームを用意しておきましょう。メールや電話、ファックスのみでの問い合わせでは二の足を踏んでしまうこともあるためです。見積もりフォームにはチラシやポスター、紙袋といった完成品の種類を提示しておき、顧客が簡単に選べるようにしておきます。また、部数や希望する納期など必要な情報を全て入力してもらうように促し、やりとりの回数を少なくするように心がけましょう。依頼者からすると、面倒な手続きが必要なのであれば他の会社に依頼するからです。
印刷会社は自社のホームページを制作し法人だけでなく個人からも仕事を受注することが求められる時代になりました。お客様にとって使いやすいホームページ制作をすることが大切なのです。